ワンダー 君は太陽 感想
もうこれは今年観た映画で一番。
ポケットティッシュを2時間で使い切ってしまった。映画館全体が泣いてた。
これは、2017年にアメリカで公開された映画。生まれつき奇形で生まれてきてしまった男の子とその周りの一人一人の思いがそれぞれの視点から描かれている物語です。
小学五年生の男の子、オギーが、自分の顔を気にしてヘルメットを被って1人で遊んでいるシーンから始まります。
体の大きさに合わない大きなヘルメット
重いだろうに、暑いだろうにそれでも取らないのは醜い顔で生まれてきてしまったから。
子供にとってどれほど辛いことでしょうか。
そんなオギーも、5年生から母親のすすめで学校に通い始めることになります。
しかし、ジロジロ見られたり、ボールを当てられたり、悪口が書かれた紙を机に入れられたりと、嫌がらせされます。
その学校で出会う、初めての友達ジャック
他にも、いじめっ子たち、先生、優しい女の子など多くの人と出会い、学校生活を送る中でオギーも彼らも互いに成長していきます。
そんなオギーの成長ストーリーですが、この物語はみんなが主人公なのです。
論文を書いていたが子供の世話でやめてしまった母親
母親に頭が上がらないおちゃめな父親
オギーにかかりきりの両親に、仕方ないと思いつつも寂しさを抱く姉
家族に満足しない姉の友達
いつの間にかオギーと親友になっていたジャック
いじめてきた学校の子達
全てにストーリーがあってそれぞれの葛藤に涙涙です。
オギーの、賢く、ユーモアがあり、優しいところに惹かれ、次第にみんなが変わっていくところが描かれています
本当に、人は見た目で判断してはいけないなと思いました。みんなはオギーの良さに変えられたんだから!太陽なのです。
とてもいい子でおもしろいのに、顔が変わっているだけで、こんなにも辛い人生を歩むことになるオギーの気持ちを考えると本当に辛くて仕方がなかった。
僕の顔はもう治らないの?と母親に聞く場面は本当に辛かった
しかし、周りの人が本当に温かく、太陽とほかの惑星たちは互いに助け合う関係にあるようでした。
絶対に顔で判断しないと決めた日でした。